共働きがスタンダードになった平成。そして、パパも家事や子育てをするのが当たり前になりつつある令和。
国の政策もあって、育休をとるパパも、徐々に増えているように感じます。
そんな反面で、私の周りでは、何もしてくれないパパへの不満が増えて、爆発寸前!というママもたくさんいます。ママ友とパパの愚痴で盛り上がるのも、それはそれで楽しかったりもしますが(笑)、爆発する前に対策が必要です。

仕事しながらのワンオペは、ホントきつい。ましてや、パパのお世話をしてる時まである〜!!



ママだってしっかり働いているんだから、家事や育児は対等にやって当然!



でも、うちはパパがそうゆう人じゃないから慣れてなくて、何もできないの。。



最初から急にできる人なんていない!子供が生まれる前や、小さい時から、パパも少しずつ育てるのよ!
この記事では、パパが育児や家事をしてくれずに悩んでいるママの悩みに応えます。パパを育てて、将来的に自分が楽になるようにしていく方法をご伝授します。
パパの育成は子供の育児と同等に大切
世の中の「できるパパ」は急に出現したわけではないと思っています。家事や育児を率先してやってくれるパパの横には、決まって、褒め上手・促し上手ママがいます。
育児を適度に任せ、家事を適度に放り投げ、パパをとことん褒めて、時間をかけて「できるパパ」を育てています。笑
周りにいくらサポートしてくれる人がいたとしても、パパとママの子供。これから先もずっと一緒に子供を育てていくのは、自分たち夫婦です。
パパの育成ができていないと、いざ育休を終えて、仕事復帰した時に、一気にママの負担が多くなり、「対等に仕事もしてるのに、なんで私ばっかり!」と不満が爆発する可能性も高いです。
パパ育ては、子育てと同じくらい、、、もしかしたら、ママの今後の人生において、それ以上に大切かもしれません。
できるだけ早いパパの子育て参戦が◎


生まれたての新生児をパパに任せるのは、割と勇気がいることでもあります。でも、なるべく新生児から任せることが大切です。
なぜなら、最初に何もやらないと、男性はそのまま「自分は見ているだけでいいんだ」と無意識に刻み込まれる人も多いからです。
そもそもパパは、ママが胎児と共に過ごしていた10ヶ月分、すでに遅れをとっています。赤ちゃんが産まれた時点から、ママがママになれるのに対して、パパはまだまだ準備ができていません。
そんな中、最初からママが全てやってしまうと、パパは完全にママ任せになってしまいます。
ママありきになってしまうと、ママが中心で子育てをして、パパがサポートする形になってしまいます。 そうすると、ママが出かけたり、病気になったりと、いざという時に、パパは1人でどうして良いか分からなくなってしまいます。
また、月齢の低い時期に、パパがほとんど触れ合っていないと、赤ちゃんがパパを拒否してくる可能性が高くなります。赤ちゃんにとって、ママは不動の一位であることが多いので、月齢が上がって、パパを拒否してママにべったりになると、必然的にママの負担も大きくなってしまいます。
なので、パパが子育てに参戦するのは、できるだけ早い方が良いです。
さすがにパパが妊娠することはできないですが、妊娠期もなるべく両親学級や妊婦健診に一緒に行ったり、産まれてからの計画を話し合ったりするのが良いでしょう。
新生児からでも、パパができる赤ちゃんのお世話
産まれてきた赤ちゃんのお世話は、ママ中心になりがちです。しかし、おっぱいの時間以外はパパにもできることがたくさんあります。
赤ちゃんと触れ合った時間だけ、パパも成長します。できるだけ、パパに赤ちゃんを任せる時間を作りましょう。
か弱い新生児をパパが扱う姿を見ていると、それだけでビクビクしたり、「そうじゃない!」とイライラする場面もたくさんあります。でも、極力口を出さないように見守るのがベスト。文句ばかりだと、パパも嫌になってやらなくなってしまいます。
では、新生児のうちから、パパにもできるお世話を紹介していきましょう。
赤ちゃんの様子を見にいく
赤ちゃんが泣いたら、当たり前のようにママが行ってしまう家庭も多いと思いますが、なるべくパパにも赤ちゃんの様子を見させてあげてください。
最初は「お腹が空いたのかな」と思っても、先にパパに行ってもらって、ママは待つスタイルで良いと思います。
産後すぐのママは、体調もあるので、パパがいるときはなるべくパパに見にいってもらうと良いでしょう。
すると、パパも少しずつ自覚が芽生えたり、赤ちゃんの泣き方で理由を予想したりと、パパらしくなっていくでしょう。
ママの感覚にはどうしても追いつけない部分もありますが、それでもパパなりに、赤ちゃんと触れ合う時間が多くなるほど、パパとして成長してくれるはずです。
オムツ替え


パパができる育児の代表となるのは、オムツ替えです。新生児のうちは、かなり頻繁に訪れる時間のなので、これだけでも触れ合う時間はかなり増えます。
パパが育休をとっていない家庭だと、ただでさえ赤ちゃんはほとんどの時間をママと一緒に過ごし、当然お世話もほぼママになります。パパが仕事で疲れていたとしても、2人の子供です。
夫婦によって、取り決めやバランスもあるかもしれませんが、ママに比べると、パパはわずかな時間しか触れ合う時間がないので、その時くらいはできるだけパパにお願いしましょう。
離乳食が始まって、ウンチの匂いが強くなってきても、パパがいるときはなるべく変えてもらうようにしましょう。
そうしないと、「最初はやってくれていたのに、いつの間にかオムツを変えてくれなくなった」という状況に陥り、ママの仕事が増える一方になります。



私の周りでも「うんちが臭くなったら、パパがオムツ替えしなくなった」って聞くことが、よくあるよ。。
ママからすると嘘みたいな話ですが、結構よくある話です。
「くさ〜い!」と笑いながら、パパと楽しくオムツ替えできると良いですね。笑
哺乳瓶でミルク


私は母乳が出やすかったので、かなり胸が痛くなりながらも、将来のためと我慢しながら、夫にミルクを作ってもらったりしました。笑。
今思えば、乳腺炎になる可能性もあるので、そこまでする必要はないかもしれませんが、夫がミルクを作ることに慣れているので、私が出かけるときなどは安心して預けられました。
母乳がよく出る人は、搾乳して、パパに哺乳瓶で飲ませてもらうのでも良いでしょう。わざわざ搾乳するのは本当に面倒ですが、ミルクをあげることで、子供に愛着を持てたりもします。



三男が産まれた今は、上の2人に手伝ってもらうために、たまに搾乳して哺乳瓶であげてもらってるよ!
母乳を飲ませている時は、オキシトシンという愛情ホルモンが分泌されるといいます。哺乳瓶ではホルモンまでは難しいですが、父性は出てくるのではないでしょうか。
沐浴


沐浴って、最初すごく心配ですよね。パパがやっているのをみると、危なっかしくて、自分でやりたくなります。お尻が洗い足りないのではないか、流したりなくて泡が残っているのではないかと、口も出したくなります。笑
でも我が家は、生まれたてからなるべくお風呂はパパが担当です。
新生児の沐浴は、日中の明るい時にやったほうが良いと言いますが、うちではパパ育が優先だったので、できるだけパパが仕事から帰ってくるのを待って、入れてもらっていました。
それでも2歳頃からは、「パパとお風呂入っておいで」というと必ず「ママと!!」と言う時期がありました。いや、5歳と3歳になった今でもあります。。。笑
そんな時は無理する必要はなく、子供の意見や気持ちを優先させますが、なるべくパパと入れるようにお風呂の遊びを色々と考えています。
お風呂でパパと遊びながら入ることができると「お風呂楽しかった〜」と言いながら出てくることも多いです。
忙しい日々の中でも、パパと子供の交流の時間としてとってあげることで、お互いにとって大事な時間になります。
洗濯物


赤ちゃんが小さいうちは洗剤を分けて洗わなきゃいけなかったりして、洗濯機を回す回数が増えますよね。
洗濯は家事の一部でもありますが、これも立派な育児です。ウンチが漏れていたり、吐き戻したり、服や寝具が汚れてしまうことも日常茶飯事です。
洗濯前に手洗いしてもらったり、頼めることは頼みましょう。どうすれば良いのか、やり方や意図がわからないパパもいますので、最初は伝わるように教えて、それ以降はなるべく口出しはしないようにしましょう。
最初は、一つ一つ言わないとやってくれないことも多いですが、回数を重ねていけば、きっと自然とやってくれるようになります。
夜は交代で寝かしつけ


赤ちゃんがお腹が空いていて、完母(完全母乳)の方はパパが代われない事もありますが、赤ちゃんが抱っこで寝たり、オムツの不快感を訴えている場合は、パパでもできますよね。
うちでは、新生児の間はだいたいおっぱいで泣いていたので、パパは寝てもらっていましたが、寝返りが始まるくらいから、お腹だけの理由じゃなく頻回起きが始まったので、パパと交代で起きていました。
そうすることで、パパとお互いのことを気遣いながらできるので、夫婦仲も円満です。
パパがなかなか起きてくれない場合は、ママがすぐに起き上がるのではなく、できるだけパパが動くのを待ちましょう。それでも起きない場合は、ママが起こして「抱っこしてあげて」などと声をかけて良いと思います。
子供は2人の子ですから、パパの仕事に気遣いすぎたりせず、辛い時は2人で乗り越えていくスタンスの方が、ママにストレスもたまらないはずです。
うちはパパが営業職で、車の運転があったので、あまりにも寝不足になりそうなときは、寝てもらってましたが、普段からパパに育児参戦してもらうことで、お互いに優しさや気遣いができていたのだと思います。
朝はパパ担当という家が多い?


役目を分けるのもいいですが、子供が大きくなってきて、一緒に遊べるようになったら、時間帯で分けるのもいいでしょう。
うちはお休みの日の朝は、パパが上の子を外にお散歩に連れて行きます。長男か次男と2人の時もあれば、どちらも連れて3人で公園に行っている時もあります。
虫を見つけたり、少し遠くまで歩いて行ったり、サッカーを教えたり、パパならではの遊び方をしてくれています。
家族みんなで行ってもいいのですが、私がいると、つい「危ない」とか「汚い」とか、口を出してしまうので、敢えてパパと子供だけで行ってもらっています。
息子は、探検や冒険に行くときのワクワク感を味わっているようで、とても満足そうに帰宅します。
私も子供のお昼寝後などは、上の子たちとゆっくり遊ぶ時間を取れるように、家事などは他の時間に終わらせて調整しています。
パパもママも、それぞれ1対1で遊ぶ時間があると、子供との関係性も良好になります。皆さんも是非、パパと時間を分けて、純粋に子供と遊べる時間をとってみてください。
子供のためにも自分のためにも、パパ育が鍵
子育てで手一杯な中、パパの育成もしなければならないのは、とても大変です。
全てにおいて、最初は”自分でやってしまったほうが楽”と感じるでしょう。会社に入ってきたばかりの、何も知らない新人を教えるのと同じです。
でも、”育てる”とはそうゆうことです。
時間も手間もかかり面倒ですが、自分だけでやってしまうと、未来も自分だけです。そこから助け舟は急には増えません。
今のうちに手間をかけ、パパの手を増やしておくことで、将来のあなたを大いに手助けしてくれます。
中には、お一人で子育てを頑張っている方もいると思います。そんな方は、できる限り多くの力を借りることをお勧めしたいです。もちろん、身内でなくてもOKです。
子育ては1人では、自分が追い込まれていってしまうケースも多いです。そうなる前に、いろいろな方法で力を抜くようにしてみてください。
そして、自分が仕事や勉強、趣味に使う時間を増やすには、誰かに任せたり、物やサービスを上手に使うことが重要です。




パパの積極的な家事育児参戦で、この記事を読んでくださっているあなたの負担が少しでも軽くなりますように。では、また!